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Phaser3で状態管理を行う際のおすすめツール
Phaser3で状態管理を行う際のおすすめツールは、ゲームの規模や複雑さによって異なります。
状態管理の主な選択肢
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小規模・シンプルなゲーム
- this.registry
Phaser3が標準で提供する状態管理機能です。シーン間でスコアやプレイヤー情報などを簡単に共有・保存できます。手軽さとPhaserとの親和性が高いため、簡単なゲームには最適です。
- this.registry
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中規模のゲーム
- Phaser.Events.EventEmitter
独自の状態クラスを作り、イベントで状態変更を通知する方法です。複数シーン間での状態同期や通知が必要な場合に便利です。
- Phaser.Events.EventEmitter
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大規模・複雑なゲーム
- Redux / Redux Toolkit / MobXなどの外部ライブラリ
状態が複雑化し、拡張性やデバッグ性を重視したい場合は、ReduxやMobXのような外部状態管理ライブラリの導入が推奨されます。
特にRedux Toolkitは、Reduxの記述量を減らし、TypeScriptとの相性も良いので人気です。
- Redux / Redux Toolkit / MobXなどの外部ライブラリ
まとめ表
規模・用途 | おすすめツール | 特徴・メリット |
---|---|---|
小規模・シンプル | this.registry | 標準機能、手軽、Phaserと親和性高い |
中規模 | Phaser.Events.EventEmitter | イベント通知型、柔軟な同期が可能 |
大規模・複雑 | Redux / Redux Toolkit / MobX | 拡張性・デバッグ性、他UIとの連携も |
Phaser3本体のシンプルさを活かしたい場合はregistry
やEventEmitter
、
本格的な状態管理や他フレームワークとの連携を重視するならReduxなどの外部ライブラリが最適です。