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同じレコード更新の場合、GET_LOCKのnameとして適切な値
複数のアプリケーションが同時に同じレコードを更新しようとする場合、GET_LOCK
を使用してレコードごとに排他ロックを取得することで、データ競合を回避することができます。その際、GET_LOCK
で使用されるname
として適切な値は、以下の点に留意する必要があります。
1. 識別性
ロック対象となるレコードを明確に識別できるような値である必要があります。例えば、レコードIDや主キー値などを使用するのが一般的です。複数のレコードをまとめてロックしたい場合は、それらのレコードを識別できるような値を組み合わせることもできます。
2. 一貫性
システム全体で統一感のある値を使用する必要があります。例えば、同じレコードに対して常に同じname
を使用するようにすることで、ロックの管理が容易になります。
3. 長さ
name
の長さは、MySQLがサポートする最大長 (64文字) 以内に収まる必要があります。長すぎる場合は、省略したり、ハッシュ値を使用するなどの対策が必要になります。
4. わかりやすさ
人間が見て理解できるような値であることが望ましいです。例えば、ロック対象となるテーブル名やカラム名などを含めることで、わかりやすくなります。
具体的な例
以下は、GET_LOCK
のname
として適切な値の具体的な例です。
record_id:1234
primary_key:(1, 'A')
table_name:users_id:1234
MD5(table_name:primary_key:(1, 'A'))
これらの例を参考に、状況に応じて適切なname
を作成してください。
その他
- ロックの粒度を細かすぎると、パフォーマンスが低下する可能性があります。ロックの粒度とパフォーマンスのトレードオフを考慮する必要があります。
- ロックを使用する場合は、デッドロックが発生しないように注意する必要があります。デッドロックの防止策としては、ロックの取得と解放を適切に行うことや、タイムアウトを設定することなどが有効です。
この情報が、MySQLにおけるGET_LOCK
のname
の選び方の参考になれば幸いです。